Eclipse で HTML5 のタグを使うと警告が出てしまう

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Java の Webアプリケーションを作る際、 Eclipse で HTML5 のタグを使うと警告が出てしまいます。では、Eclipse で HTML5 のソースを確認はどうすればいいか、まとめておきます。

HTML5 に対応していないとどうなるか

Eclipse が HTML5 に対応できる状態になっていないまま、HTMLファイル中で HTML5のタグ……例えば、<header> <nav> <aside> <article> <footer> などを使うと、Eclipse には次のような警告が表示されます。警告部分のソースコードには黄色い波線が下線として表示され、警告対象行の先頭には、三角にビックリマークのついたアイコンが表示されます。

HTML5 に対応するためにすること一覧

HTML5のタグを使うには、HTMLファイル内に次のような記述をしたり、Eclipse の設定を行います。そうすることで Eclipse のバリデーション(検証)機能が HTML5 に対応し、期待通りに挙動するようになります。

  1. DOCTYPE宣言
  2. 文字エンコーディングの指定
  3. Eclipse による Web Content の設定

1. DOCTYPE宣言

HTML文書の先頭に記述する DOCTYPE宣言 は、HTML4.01 では次のように記述していました。Eclipese の初期設定でも Java の JSP文書では、新規ファイル作成時のテンプレートには、デフォルトで次のような HTML4.01 の DOCTYPE が挿入されています。

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
  "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> 

HTML5 は次のような短い記述のみ済みます。

<!DOCTYPE html>

特に古いブラウザに対応するためには、次のような記述も有効です。

<!DOCTYPE HTML SYSTEM "about:legacy-compat">

2. 文字エンコーディングの指定

HTML4.01 では次のように、文字エンコーディングを指定していました。

<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html;charset=UTF-8">

HTML5では次の記述で十分になります。

<meta charset="UTF-8">

3. Eclipse による Web Content の設定

対象の HTML や JSP 文書を右クリックし、メニューから [プロパティー] を選択すると [Web Content の設定値] という項目があり、対象のファイルを HTML5/CSS3 対応にすることができます。

「不明なタグ」の警告を解消することの意味

上記のような対策を実施することで、次のように警告が解消されます。

警告はあくまでもエラーではないので、対象ファイルをブラウザで表示することは問題なくできます。もし記述エラーであれば赤色で表示され、表示自体ができません。

警告はブラウザでの表示には問題がないため放置されがちです。しかし、警告を放置すると別の警告があっても隠されて(マスキングされて)しまい、他の重要な警告に気付かないままになってしまう恐れがあります。

また、作成した本人は問題ないことが分かっていても、第三者がはじめてプロジェクトを見た時に、「警告が出てるけど何だろう」とわざわざ調べないと警告に問題がないことがわかりません。それはとても手間であり無駄にもつながるので、なるべくなら問題がない警告は解消しておきたいものです。